『屋久島から地球がみえる。』親と子どものファミリープログラム

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屋久島って一言でいうとどんな島?

ある人から

この質問を問いかけられ、この答えをしばらくの間、もやもやと探していた時がありました。島の友人にも同じ質問をしたら、仲間内で話し合ってくれました。

そして、

その話し合いの場にいた

友人の息子(当時5歳)の答えが、

屋久島から地球がみえる。

だったそうです。

屋久島から地球がみえる。

……目からうろこでした。

一言でいい表しがたい、

屋久島の多様な魅力をシンプルに表現したこの言葉

屋久島から地球がみえる。

、、、深く感動しました。

屋久島をカタチづくるもの

黒潮というあたたかな海流が島にぶつかることで

海から雲がわきおこり山に雨を降らし、

森からうまれた川がまた海にそそぐ、

この森川海とのめぐりとつながりをうみだす水の循環。

この水のめぐりとつながりは、

屋久島という小さな島に、

九州最高峰の山から、数千年の時を生きる屋久杉原生林、里に広がる光るキノコを宿す深い照葉樹林、魚種日本一ともよばれる豊かな海をはぐくみつづけています。

この循環こそが、

屋久島をカタチづくるものであり、

同じく、地球上の様々な命をカタチづくるこの循環を、

世界一コンパクトなスケールで

体感できる島が屋久島です。

まさに、屋久島は小さな地球そのもの。

小さな島ながら、地球の命を支える大切なめぐりとつながりを思い出すことができる島なのです。

未来をいきる子どもや

子育てにかかわる大人たちに、

そんな屋久島の自然とかかわる時間をとおして、 

今、地球のどの場所に暮らしていたとしても、

実は、水のめぐりがうみだす森や川や海との

大きなつながりの中で生きていることを

思い出してもらいたい。

その思いではじまったのが、

mossのファミリープログラムです。

森でうまれたての水にふれ、

7000年前の土にふれ、

身にまとう服を染める。

源流の森で湧きだす水の冷たさや、

森と海のであう場所で、

命のぬくもりに触れる。

深い森という未知の世界で

チカラをあわせ、

ひとり、

言葉にならない世界とつながる。

カヌーは島であり、島はカヌーである

ハワイの古いことわざにこんな言葉があるそうです。

島で育った木々や植物を使い島の人の手によって

うみだされたカヌーはまさに島そのものであり、

カヌーが島の恵みで生み出すことができることこそが、島が持続可能ですこやかである証となる

屋久島はちいさな地球であり

地球はおおきな屋久島である

小さな屋久島からできることが

やがては大きな地球をすこやかにはぐくんでいく。

どんなに先のみえない旅だとしても、

未来に向かって

希望の種をまきつづけること。

mossの

ファミリープログラムで

また、すべてのプログラムにおいて

大切にしている思いは

ここにあります。